有機EL本格普及に向けて・国内・海外・経済・テクノロジー・地域情報・教養などの様々なジャンルから,知って得するニュースを独自の見解を交えて紹介します




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有機EL本格普及に向けて


携帯電話を中心に用途拡大の予測

次世代の薄型ディスプレー(映像表示装置)として期待される有機EL(エレクトロルミネッセンス)のテレビを年内にソニーが発売し、有機ELは本格的な普及期に入る。電機から電子部品、化学まで裾野が広いだけに、各業界の有機ELへの期待は高く、関連産業も立ち上がってきた。

次世代薄型テレビとして,液晶テレビやプラズマテレビに代わる有機ELテレビについて,先日,ソニーでが年内に,東芝が2009年から量産というビジョンを発表しましたが,テレビだけではなく他の機器業界や製造に関わる関連業界も活発に動き始めてきたようです!



「今秋には、携帯電話の主画面に有機ELパネルが採用されるようにしたい」
京セラの川村誠社長は先月26日、大阪市内で開いた決算会見の席上、有機EL事業を本格展開する方針を明らかにした。
同社は台湾の奇美電子から関連特許などを取得し、2004年に有機EL参入を表明していた。川村社長は「テレビに使う大型パネルではなく、携帯電話や産業機器に使う2~8インチの量産を考えている。携帯電話の高級機種の画面には今後、有機ELが使われるようになるだろう」との見方を示した。
滋賀八日市工場(滋賀県東近江市)にパネル生産のラインを整備。モジュール(半製品)化や完成品の組み立ては、隼人工場(鹿児島県霧島市)で行う予定で、サンプル出荷を始めた。今後の出荷枚数や事業計画について川村社長は、「改めて公表したい」と述べるにとどめた。
有機ELは、画質や応答速度で液晶より優れる。自発光式のため「紙」のように薄型化することも原理的に可能だ。半面、コスト削減や大画面化などの課題を乗り越える必要があり、テレビ画面用の開発は、液晶やプラズマの後塵(こうじん)を拝している。
しかし、年内にはソニーが初めて、有機ELテレビを量産する。11型からスタートし、30~40型以上のテレビの量産技術にもメドをつけたようだ。東芝も32型前後の有機ELテレビを09年度にも売り出す方針。
これを受けて、化学大手各社も関連事業の本格化を表明。有機ELの発光材料を手がける住友化学は、電機メーカーと提携して08年をメドにパネル生産を検討する。三井化学は大阪府にある製造子会社に追加投資して、発光材料を増産する。
一気に花開こうとする有機EL関連産業だが、液晶テレビ国内首位のシャープは「まだまだ液晶の優位性は崩れない」と強調する。
片山幹雄社長は先月25日の記者会見で、「液晶の技術はまだピークに達していない。先日、当社が発表した新しい携帯電話用の小型液晶は、有機ELよりもきれいだ。有機ELはコスト面や生産性の点において課題が多く、今後5年を経過しても、家庭の薄型テレビが有機ELに置き換わることは絶対にない」と断言した。
その一方で、「有機ELに対して、一番準備ができている会社はシャープ。トランジスタとカラーフィルターの間に液晶を入れると液晶パネルになり、トランジスタに材料を塗布してガラスを載せると有機ELになる。つまり、液晶パネル生産拠点の亀山工場(三重県亀山市)を一部改良すれば、有機ELの製造ラインとして稼働できる」と自信をみせた。
調査会社の米ディスプレイサーチによると、06年の有機ELパネルの世界出荷は前年比29%増の7213万枚だが、携帯電話を中心に用途は広がりつつあり、07年は1億1000万枚を突破し、08年は2億枚を超えると予測する。

有機ELディスプレの魅力は,更なる薄さを実現可能なこととバックライトを用いらずに自発光することから,高画質で視野角が広く斜めから見てもはっきり見えるということ,更には消費電力が少ないというメリットもありますから,これからは次世代ディスプレイとして主流になるでしょうね!液晶テレビでトップの座に君臨しているシャープは液晶のレベルアップを強調しておりますが,生産確立の準備が整っていることからの余裕の発言と言ってもいいのでは…いずれにしろ,移行させるためには各社ともコストダウンが必須でしょうから,今後の動向が注目です!消費者にとっては,早期の普及を望みたいものです!


(引用:フジサンケイ ビジネスアイ
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